iPhoneの充電が遅いと感じているなら、充電器の選び方から設定の工夫まで見直すポイントがあります。急速充電を最大限に活かす方法と、バッテリーを長持ちさせる設定を一緒に解説します。
iPhone急速充電の条件|20W以上のPD充電器+USB-Cケーブルが必須
iPhoneで急速充電を使うには、対応した充電器とケーブルの組み合わせが必要です。間違った組み合わせでは急速充電になりません。
| 必要なもの | 条件 | 備考 |
|---|---|---|
| 充電器 | USB PD対応・20W以上 | AppleやAnker・Belkinなど認証品推奨 |
| ケーブル | USB-C to USB-Cケーブル | iPhone 15以降はUSB-C端子 |
| ケーブル(旧機種) | USB-C to Lightning | iPhone 14以前はLightning端子 |
| iPhone対応機種 | iPhone 8以降 | iPhone 7以前は急速充電非対応 |
iPhoneに同梱の充電器について:iPhone 12以降は充電器が同梱されていません。iPhone 11以前に付属していた5W充電器では急速充電は利用できないため、別途20W以上の充電器を購入しましょう。
充電速度の比較表(5W〜30W・MagSafe)
| 充電方式 | 出力 | 0→50%の目安 | 0→100%の目安 |
|---|---|---|---|
| 旧付属充電器(有線) | 5W | 約2時間 | 約3.5〜4時間 |
| 12W USB-A充電器(有線) | 12W | 約1時間20分 | 約2.5時間 |
| 20W USB-C PD充電器(有線) | 20W | 約35分 | 約1時間45分 |
| 30W USB-C PD充電器(有線) | 最大27W程度受電 | 約30分 | 約1時間30分 |
| MagSafe(iPhone 12以降) | 最大15W | 約1時間 | 約2〜2.5時間 |
| Qi ワイヤレス | 最大7.5W | 約1.5時間 | 約3時間 |
30W以上の充電器でもiPhoneは最大約27W程度しか受け取れません。30Wを超えると速度の差がほぼなくなるので、20〜30W帯の充電器がコスパ最良です。
機内モードにして充電を速くする方法
充電中に機内モードをオンにすると、通信処理による電力消費を抑えられ、充電速度が向上します。急いで充電したい時に有効な手段です。
コントロールセンターを開き「機内モード(飛行機マーク)」をタップしてオンにする
充電ケーブルを接続して充電開始
充電が終わったら機内モードをオフに戻す
どれくらい速くなる?機内モードにすることで約10〜20%充電時間が短縮されます。さらにiPhoneを裏返して画面を暗くした状態で置いておくと、バックグラウンド処理も減り効果が高まります。
低電力モードと充電速度の関係
低電力モードはバッテリーを節約するためのモードですが、充電中もオンにしておくことで充電速度の向上が期待できます。
設定→バッテリー→「低電力モード」をオンにする
または設定→コントロールセンターに「低電力モード」を追加してコントロールセンターから切り替える
低電力モードは充電完了まで自動でオフになる:バッテリーが80%を超えると自動的に低電力モードが解除されます(iOS 16以降)。急ぎの充電が終わったら手動でオフにする必要はありません。
充電しながら使うと熱くなる問題への対処
iPhoneは熱くなると充電速度を自動的に下げる保護機能が働きます。熱を持ちやすい状況を避けることが充電速度維持のポイントです。
| 熱くなる原因 | 対処法 |
|---|---|
| 充電しながらゲームや動画 | 充電中は重いアプリを使わない |
| ケースをつけたまま充電 | ケースを外して充電する |
| 直射日光・暑い場所で充電 | 涼しい日陰・室内で充電する |
| 粗悪なサードパーティ充電器 | MFi認証またはApple純正充電器を使う |
バッテリー最適化充電の設定方法
「最適化されたバッテリー充電」をオンにすると、iPhoneが使用パターンを学習し、80%で一時停止して残りをニーズに合わせて充電することでバッテリーの劣化を遅らせます。
設定→バッテリーをタップ
「バッテリーの状態と充電」をタップ
「最適化されたバッテリー充電」をオンにする
同画面で「充電上限」を80%に設定することも可能(iPhone 15以降・iOS 17以降)
80%上限設定について:毎日充電する方はバッテリーを長持ちさせるため80%上限がおすすめ。旅行などで100%必要な時は長押しして「今回は制限を解除」を選べます。
ワイヤレス充電 vs 有線充電の速度比較
| 方式 | 最大速度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 有線(20W PD) | 最大27W | 最速・安定 | ケーブルが必要 |
| MagSafe | 最大15W | 磁石でピタっと接続・充電しながら使いやすい | 有線より遅い |
| Qi ワイヤレス | 最大7.5W | 置くだけ・汎用性高い | 最も遅い・発熱多め |
使い分けの推奨:急いでいる時は有線20W、就寝中など時間がある時はMagSafeが快適です。Qiは対応機器が多いですが、iPhoneにとってはMagSafeの方が速く安定しています。
関連記事
・iPhoneのバッテリー残量が減りやすい原因と長持ちさせる設定まとめ
・iPhoneの低電力モード完全ガイド|設定方法・制限内容・使い分け
よくある質問
Q. 充電が遅い原因は何ですか?
A. 主な原因は(1)低出力の充電器(5W・12W)、(2)Lightning/USB-C変換アダプター非推奨の使用、(3)iPhoneが高温になっている、(4)充電ポートにほこりが詰まっている、の4つです。まず充電器とケーブルを20W PD対応のものに変えることが最も効果的です。
Q. iPhoneは100%まで充電すべきですか?
A. 毎日100%まで充電するとバッテリーの劣化が早まります。リチウムイオン電池は20〜80%のレンジで使うのが長寿命の秘訣です。「最適化されたバッテリー充電」や「充電上限80%」の設定を活用しましょう。
Q. 純正ではないケーブルや充電器を使ってもいいですか?
A. MFi認証(Made for iPhone)取得済みの製品であれば安全に使えます。AnkerやBelkinなどの認証品は品質が安定しています。認証なしの格安品は充電が遅くなったりiPhoneを傷める可能性があるため避けましょう。
コメント