どうも、毎日17時のiPhone先生、れんです。今夜、Appleの決算発表があります。「決算?株の話でしょ?」と思った人、ちょっと待ってください。ここ、9月のiPhoneにけっこう関係あるんです。
しかも今回は特別です。これはティム・クックさんがCEOとして出る最後の決算(9月1日で社長を退き、新社長はジョン・ターナスさん)。そして7月18日にiPhoneが全機種値上げされて以降、Appleがそれについて公の場で聞かれる最初の機会でもあります。
Appleの決算はアメリカの夕方に発表されるので、日本だと翌31日の朝。つまり私たちが寝ている間です。今夜21時ごろに見に行っても、まだ何も出ていません。
だからこの記事は「その前の予習」です。決算の中身はまだ誰にも分かりません。
動画では触れませんでしたが、「どのくらいなら良い数字なのか」の目安を置いておくと、明日ニュースを見たときに判断しやすくなります。 報道によると市場の予想はiPhone部門でおよそ550〜570億ドル、サービス部門でおよそ310〜320億ドルとされています(サービスは過去最高の更新が見込まれると報じられています)。 (※ここは決算前に書いた予想パートです。実際の結果は下の「決算の結果」の章にまとめています)
つまり明日のニュースでiPhoneが550億ドルを大きく超えていれば「値上げ前の駆け込みがあった」と読めますし、 届かなければ「噂の段階では動かなかった」と読めます。数字を丸暗記する必要はなく、この線だけ覚えておけば十分です。
そして結果が出たら、この記事に追記します。→ 【2026年7月31日 追記しました】実際の結果と、この予想に対してどうだったかは、この記事の後半「📊 決算の結果」の章にまとめています。
※市場予想の数値は報道ベースの見込みであり、Appleが発表した数字ではありません。
まず全体像|いつ・何が起きて・どう追いかけるか

| タイミング | 何が起きる | あなたがすること |
|---|---|---|
| 7月30日 17:00 | この記事と動画が公開(=決算の”前”) | 見るべき3つのポイントを頭に入れる |
| 7月30日 夜〜深夜 | まだ何も出ていません | 見に行っても無駄なので寝る |
| 7月31日 午前6時ごろ | Appleが決算を発表 → その後に電話会議 | 起きてからニュースのまとめを見る |
| 7月31日 朝 | この記事に結果を追記します | ここに戻ってくればOK |
| 7月31日 17:00 | 決算を反映した「9月の総まとめ 第2弾」を公開 | 9月の全体像をつかむ |
※Apple公式(投資家向けページ)に「電話会議は2026年7月30日 午後2時(米太平洋時間)/午後5時(米東部時間)」と記載されています=日本時間では7月31日 午前6時。決算資料はその少し前に公開されます。(2026年7月30日に公式ページで確認)
そもそも決算とは、ひとことで言えば会社の成績発表。3ヶ月ごとに「これだけ売れました」と公表し、そのあとティム・クック氏が記者や投資家の質問に答えます。Appleの場合、iPhoneがどれくらい売れたか、世界のどこで売れたかという数字が出てきます。
「で、それが私たちに何の関係が?」——ここが大事なところです。決算の数字とCook氏の言葉には、これからの値段と新製品のヒントが混ざっているんです。たとえばiPhoneが思ったより売れていなければ、値段をこれ以上上げにくくなる。逆に値上げしても売れていれば、9月の新型も強気の値段で来るかもしれない。
先に言っておくと、この記事では株の話はしません。株価が上がった下がったは、私たちのiPhone代とは直接関係ないので。見るのは「これからiPhoneがどうなるか」だけです。そして決算でAppleが「9月にこういう新型を出します」と言うことは絶対にありません。あくまでヒントです。
【この記事だけ】見るべき3つのポイントを一覧にすると

動画では3つを順番に説明しましたが、「強気サインならどう読むか/弱気サインならどう読むか」まで一枚にまとめたのがこちらです。明日の朝、ニュースを見るときの早見表として使ってください。
| ポイント | 何を見るか | 強気サインなら | 弱気サインなら | 9月への意味 |
|---|---|---|---|---|
| ① iPhoneの売上金額 | 4〜6月=値上げ前の売上 | 値上げ前の駆け込みがあった | そもそも動きが鈍かった | 次の3ヶ月の反動を読む材料 |
| ② Cook氏の言葉 | 値上げ・コストへの触れ方 | 「お客さまの反応は良好」中心 | 「部品コストが上がっている」中心 | コストの話が多いほど9月も高い方向 |
| ③ 次の3ヶ月の見通し | 7〜9月=9月が含まれる | 9月に売れる自信あり | 数は伸びないと見ている | 出す機種の少なさ・価格の高さを示唆 |
※どの読み方も可能性の話であり、確定ではありません。Appleは決算で未発表製品について明言しません。
ポイント①iPhoneの売上金額|値上げ前の「駆け込み」があったか

まず前提として、何台売れたかという台数は今はもう公表されません。出てくるのは金額だけです。そして今回の決算が対象にしている期間は4月から6月=7月18日の値上げより前。だから値上げの影響は、この数字にはほとんど出ていません。
じゃあ何が見えるか。「駆け込み」です。クックさん自身が6月の時点で「値上げは避けられない」と話していました。その噂の段階で「上がる前に買っておこう」と動いた人がどれくらいいたか。それがこの数字に出ます。
実際、6月の終わりごろ、僕のところにも「今、買った方がいいですか」という質問がたくさん来ました。あのとき動いた人がどれくらいいたのか、その答えが今夜の数字に出てくるわけです。
もしこの期間の売上が思ったより良かったら、駆け込みで需要を前借りした可能性があり、次の3ヶ月は反動で落ちるかもしれない。逆に伸びていなければ「値上げ前でもそんなに動かなかった」ということ。数字そのものを覚える必要はありません。「駆け込みがあったかどうか」だけ見ておけば十分です。
ポイント②Cook氏が値上げをどう語るか|今回いちばんの注目

クックさんは6月の時点で「メモリの値段が上がっていて、値上げは避けられない」と話しています。そのうえで7月に日本で実際に上げた。でも日本の値上げについては、まだひとことも話していません。だから今夜、まず聞かれます。しかもこれがCEOとしての最後の場。「値上げは避けられない」と言った本人が、実際に上げたあとで最後に何と言うか。ここは聞く価値があります。
Appleはこういうとき、はっきりとは言いません。でも言葉の選び方に方向性が出ます。「部品のコストが上がっている」という話が多く出れば、値上げはまだ続くかもしれないというサイン。逆に「お客さまの反応は良好だ」という話が中心なら、今の値段で押し切るつもりかもしれません。
特に聞いておきたいのがメモリの話です。今、世界的にメモリの値段が上がっています(AIのサーバーに大量に使われるため)。ここにCook氏がどれくらい触れるか。触れれば触れるほど、9月の新型も高くなる方向だと読めます。ただし決算での発言は慎重に選ばれた言葉なので、裏を読みすぎるのも危ない。「そういう空気だった」くらいで受け取るのがちょうどいいです。
ポイント③次の3ヶ月の見通し|ここに「9月」が含まれる

Appleは毎回「次の3ヶ月はこれくらいになりそうです」という見通しを出します。面白いのはこれ、発表資料には載らず、そのあとの電話会議で口頭で言うんです。そしてこの「次の3ヶ月」というのが7月・8月・9月——そう、9月が入っています。
つまりこの見通しには、Appleが9月の新型をどれくらい売れると思っているかがにじみ出ます。強気なら「9月にけっこう売れる自信がある」ということ。控えめなら「今年の9月はそこまで数が出ない」と見ているのかもしれない。たとえば出す機種が少ないとか、値段が高くて数は伸びないと考えているとか。
ここは分割発売説(今秋はProと折りたたみだけかもしれない)とつながります。もし今年の秋に高いProと折りたたみしか出さないなら、数はそこまで伸びない——そういう見通しになるはずなんです。
【この記事だけ】決算がこう出たら、あなたはこう動く
動画では「3つのポイントを見よう」までしか話せませんでしたが、大事なのは「それで自分がどうするか」です。結果のパターン別に、あらかじめ決めておきましょう。
- コスト・メモリの話が多く出た場合:9月の新型は高くなる方向。「最新にこだわらない人」は現行17を早めに押さえる判断が現実的になります
- 値上げの手ごたえを強調していた場合:今の価格で押し切るつもり=9月以降に現行17が大きく下がる期待はしにくい。待っても得しない可能性があります
- 次の3ヶ月の見通しが控えめだった場合:出す機種が少ない=分割発売説の裏づけになります。標準18を待っている人は長期戦の覚悟を
- 見通しが強気だった場合:9月に話題の新型が控えている可能性。折りたたみを含め、発表を見てから決める価値が上がります
- 値上げについて何も語らなかった場合:よくあることです。その場合は判断材料が増えないので、いつもどおり「自分が困っているか」で決めれば十分です
で、私たちはどうするか|結論は決算に左右されません

いちばん知りたいのは「9月の新型はいくらになるのか」ですよね。残念ながら決算では答えは出ません。でも方向は見えます。コストの話が多ければ9月も高くなる方向、値上げの効果が出ているという話が中心なら今の水準で落ち着くかもしれない。どちらも確定ではないけれど、心の準備はできます。
そのうえで今どうするか。僕の考えはいつもと同じです。今iPhoneが壊れていないなら、9月まで待つ。決算の中身がどうであれ、この結論は変わりません。9月になれば新型の値段も中身もはっきりしますし、そのとき今の17が選びやすくなっている可能性も高い。待つことにデメリットが少ないんです。
- 電池の減りが早くて、1日もたないことがありますか?
- 動きが重くて、イライラすることがありますか?
当てはまるなら、9月まで我慢する意味はあまりありません。値上げ後の今でも17はじゅうぶんいい機種です(→全5機種コスパ順ランキング)。
当てはまらないなら、あと1ヶ月ちょっと。待つ価値はじゅうぶんあります。
いつもの話をひとつ。決算の数字を見てそわそわしても、あなたのiPhone代は1円も変わりません。大事なのは「自分が今、何に困っているか」。そこだけです。だから今夜の決算は、答え合わせのためじゃなく流れをつかむために見る。それくらいの距離感がちょうどいいと思います。
🔗 自分で確かめたい人へ(一次ソース)
動画では「Appleの公式サイトに資料がそのまま出ます」と言っただけなので、リンクを置いておきます。正直、数字が並んでいるだけで読むのはしんどいので、ニュースサイトのまとめを見るくらいでじゅうぶんです。そのときに、この記事の3つのポイントを思い出してもらえたら。
まとめ|数字に振り回されないために

- 見るべきは3つ:①iPhoneの売上金額(駆け込みがあったか)②Cook氏が値上げをどう語るか ③次の3ヶ月の見通し(9月が含まれる)
- 決算では9月の新型の中身は明かされません。あくまで流れをつかむため
- ニュースの「過去最高」「予想を下回る」は投資家向けの評価。私たちが拾うのは「iPhoneが売れているか」と「コストの話が出たか」の2つだけで十分
- 今困っていないなら9月まで待つ。困っているなら今買う——この結論は決算がどうであれ変わりません
今夜の決算の結果を含めた「9月のiPhone 18 リーク総まとめ 第2弾」は7月31日に公開予定です。カメラ、チップ、新色、価格——そこに今夜の決算で分かったことも足します。
📊 決算の結果(2026年7月31日 追記)
お待たせしました。約束どおり、結果を追記します。日本時間7月31日の朝、Appleが4〜6月期の決算を発表しました。先に結論だけ言うと、Appleは過去最高の売上でしたが、次の3ヶ月の見通しは控えめでした。そして、その理由が私たちにとって少し意外でした。
| 項目 | 結果 | 前年から | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 全体の売上 | 1,094億ドル | +16% | 6月期として過去最高 |
| iPhone | 542.5億ドル | +21.7% | 6月期として過去最高 |
| サービス | 307.4億ドル | +12.1% | 伸びたが市場予想には届かず |
| Mac | 103.5億ドル | +28.7% | 値上げ直前の駆け込みが濃厚 |
| iPad | 61.9億ドル | −5.9% | 唯一のマイナス |
| 1株あたり利益 | 2.02ドル | +29% | 6月期として過去最高 |
※出典=Apple公式のプレスリリース(2026年7月30日・米国時間)および決算資料。全体の売上・iPhone・EPSはAppleが発表した確定値です。「市場予想に届かなかった」等の評価は報道ベースの見方です。
ポイント①の答え|値上げ前の「駆け込み」は、思ったほどではなかった
この記事では「iPhoneが550億ドルを大きく超えていれば駆け込みがあったと読める」という線を置いていました。結果は542.5億ドル。その線には届きませんでした。
ただし誤解のないように補足すると、これは悪い数字ではありません。前年から21.7%増えていて、6月期としては過去最高。専門家の平均的な予想(538億ドルほどと報じられています)も上回っています。届かなかったのは、あくまで「大きな駆け込みがあったと言えるライン」の方です。
つまり読み方としては、「iPhoneは普通によく売れていた。でも噂の段階で慌てて買った人が殺到した、というほどではなかった」あたりが正確です。値上げを察知して動いたのは、やはり一部の人だった——ということかもしれません。ちなみにMacは28.7%増と大きく伸びていて、こちらは6月に実際に値上げされたので、「本当に値上げが決まった商品では駆け込みが起きる」という対比になっているのが面白いところです。
ポイント②の答え|Cook氏は「コストの話」をした
この記事では「コストの話が中心なら値上げは続く方向、手ごたえの話が中心なら今の値段で押し切る方向」と書きました。結果は——はっきりコストの話でした。
クックさんは電話会議で、これからさらに高いメモリの代金を払うことになるという趣旨の説明をしています。手元の在庫や、メモリ以外の部品で浮くぶんである程度は相殺できる、という補足もありましたが、「メモリはまだ上がる」という前提そのものは変わっていません。
そしてもうひとつ、予習では想定していなかった話が出ました。「供給が需要に追いついていない」という警告です。iPhone・Mac・iPadで供給の制約が出ていて、しかもクックさんはその原因を「作れない側の問題ではなく、需要が異常に強いから」と説明しました。さらに次の3ヶ月はこの影響がもっと大きくなる見込みとも述べています。
この記事でいちばん注目していた「7月18日の日本の値上げについてCook氏が何と言うか」ですが、報じられている範囲では日本を名指しした発言は確認できませんでした。決算では地域ごとの細かい価格の話まではされないので、これはよくあることです。
ただし「値上げについて何も語らなかった」わけではありません。コストが上がり続けているという説明はしていて、そこは日本もアメリカも同じ前提です。
ポイント③の答え|見通しは控えめ。でも理由が予想と違った
9月が含まれる「次の3ヶ月」の見通しは、売上が前年から9〜11%増。市場が期待していたのは12%ほどだったと報じられているので、控えめな見通しでした。iPhone単体も「15%前後の伸び」とされ、こちらも期待より控えめです。
ここが今回いちばん大事なところです。この記事では「見通しが控えめ=出す機種が少ないか、値段が高くて数が伸びないと見ている=分割発売説の裏づけ」と読む準備をしていました。でも実際にAppleが挙げた理由は違いました。「供給が追いつかないから」です。
売れないから、ではなく、作る側が追いつかないから。つまり「売れないと思っているから控えめ」ではなく「作れる数に限りがあるから控えめ」——ここは意味がまったく違います。予習で立てた読み筋は、そのままは当てはまりませんでした。正直に書いておきます。分割発売説そのものが否定されたわけではありませんが、今回の決算はその裏づけにはなりませんでした。
で、私たちのiPhone代はどうなるのか
- 9月の新型が安くなる材料は、出ませんでした。値上げしたあとも過去最高に売れていて、そのうえ「メモリ代はまだ上がる」と本人が言っています。Appleに値段を下げる理由が見当たらない——そう読める内容でした
- ただし「だから9月は必ず高い」とまでは言えません。Appleは未発表の製品の値段について、決算では一切話しません。あくまで空気の話です
- 供給が追いついていない、という話は覚えておいて損はありません。9月に新型を買うつもりの人は、予約初日を押さえる意味が少し増えました。ただしAppleは「9月の新型が品薄になる」とは一言も言っていません。今売っている製品の話です。ここは広げすぎないでください
- 結論は変わりません。今困っていないなら9月の発表を見てから。今困っているなら、待っても状況が良くなる材料は出なかったので買ってしまって大丈夫です
最後に、この決算はティム・クックさんがCEOとして出た最後の決算でした。9月1日からはジョン・ターナスさんが新しい社長になります。9月の発表会は、新しい社長にとって初めての大舞台ということになります。そこも含めて、本日17時公開の「9月のiPhone 18 総まとめ 第2弾」で話します。
- 2026年7月30日:公開(動画と同時)。決算はこの時点でまだ発表されていません
- 2026年7月31日:決算の結果を追記(上の「📊 決算の結果」の章)。3つのポイントがどうだったかを答え合わせしました
動画は決算前の予習、この記事は結果まで追いかける版です。約束どおり、7月31日の朝に結果を追記しました。「予想と実際はどうだったか」は上の章にまとまっています。
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7月31日には決算の結果を含めた「9月のiPhone 18 総まとめ 第2弾」を公開予定。見逃したくない人はチャンネル登録+ベル通知を。
