📌 動画で言っていないもの=内閣府の平均使用年数の年ごとの推移表(2005年〜2026年・買い替えた理由4つつき)、調査ごとの元データの表(調査元・時期・対象・人数・単一回答か複数回答か・リンク)、Apple・業界・みんなの「年数」を1枚に並べた表。
① 国の調査(内閣府・2026年3月)では、携帯電話を買い替えた二人以上の世帯が、前のものを使っていた年数の平均は4.6年。2005年は2.4年でした。iPhoneだけの数字ではありません(スマホ以外の携帯電話も入っています)。
② ただし2017年からの10年は、4.3〜4.9年でほぼ横ばいです。
③ 買い替えのきっかけは、どの調査でも1位が電池。Appleの「3年」は、環境報告書の計算の前提として置いた年数です。
同じ題材の動画を、10月6日の17時に公開しました(すぐ下)。この記事には、動画に入りきらないものを置いてあります(内閣府の年ごとの推移表/調査ごとの元データの表/年数を1枚に並べた表)。
10月6日の動画では、Appleの公式・詳しい人の目安・みんなの実際の3つを並べました。この記事では、その数字の元データを、調査ごとに表にしています。iPhoneの機種ごとに「あと何年使えるか」を数える方法は、9月3日の記事、寿命を決める5つの柱は8月23日の記事にあります。
【この記事だけ】内閣府「消費動向調査」の、年ごとの推移(携帯電話)
| 調査(各年3月) | 平均使用年数 | 故障 | もっといい物へ 上位品目への移行 | 住居の変更 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2005年 | 2.4年 | 31.2% | 49.7% | − | 19.0% |
| 2010年 | 3.4年 | 34.0% | 37.3% | 0.4% | 28.3% |
| 2015年 | 3.6年 | 36.5% | 40.4% | 0.1% | 23.0% |
| 2017年 | 4.4年 | 38.1% | 37.9% | 0.1% | 23.9% |
| 2018年 | 4.3年 | 39.1% | 37.8% | 0.4% | 22.7% |
| 2019年 | 4.3年 | 37.4% | 33.9% | 0.3% | 28.4% |
| 2020年 | 4.9年 | 34.4% | 31.4% | − | 34.2% |
| 2021年 | 4.3年 | 36.5% | 33.8% | 0.1% | 29.7% |
| 2022年 | 4.6年 | 31.8% | 35.2% | − | 33.0% |
| 2023年 | 4.4年 | 38.7% | 30.6% | − | 30.7% |
| 2024年 | 4.5年 | 38.0% | 27.8% | 0.1% | 34.1% |
| 2025年 | 4.3年 | 38.7% | 24.3% | 0.3% | 36.6% |
| 2026年 | 4.6年 | 32.4% | 25.6% | 0.2% | 41.8% |
★出どころ=内閣府 経済社会総合研究所「消費動向調査」(2026年3月の報告書・第5表と時系列表)。品目は携帯電話(スマホ以外も含む)、対象は二人以上の世帯。
★平均使用年数は、注記どおり『「買替えをした世帯」のみを分母として算出』=買い替えていない人(長く使い続けている人)は入っていません。
★理由は4つから1つを選ぶ形で、4つで100%です。「その他」の中身は公表されていません(電池が「故障」と「その他」のどちらに数えられているかも分かりません)。
★2026年の値は2026年10月6日に報告書で確かめました。2005〜2025年の値は、調査班が各年の報告書で時系列表と第5表を突き合わせたものです。表は抜粋です(2006〜2009年・2011〜2014年・2016年を省いています)。
読み方。20年で2.4年から4.6年に伸びましたが、2017年からは4.3〜4.9年の間を行き来しています。理由では、「もっといい物へ」が2005年の49.7%から2026年の25.6%へ、ほぼ半分。2026年は「その他」41.8%が初めていちばん多く、「故障」32.4%を上回りました。同じ表で、携帯電話の4.6年は、エアコン13.4年・冷蔵庫13.1年・テレビ10.8年・乗用車9.4年・パソコン7.7年と並べて、いちばん短い数字です(報告書の文『平均使用年数が最も短いものは、携帯電話(4.6 年)である。』)。
【この記事だけ】調査ごとの元データ(誰が・いつ・何人に・どう聞いたか)
| 調査元 | 時期 | 対象・人数 | 聞き方 | 主な結果 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|
| ▼ 「何年使ったか/何年で替えるか」 | |||||
| 内閣府(国の統計) | 2026年3月 | 二人以上の世帯(有効回答6,413世帯の一部) | 買い替えた世帯に、前のものを何年使ったか | 平均4.6年 | 携帯電話全体・買い替えた世帯だけの平均 |
| モバイル社会研究所(NTTドコモの研究所) | 2025年1月 | スマホを持つ人5,727人 | いまのスマホを買ってから何年たったか(単一) | 平均2年9か月 | 使っている途中の人の数字=4.6年とは測るものが違う |
| MMD研究所 | 2023年9月 | iPhoneユーザー3,184人 | 買い替えの頻度(単一) | 3年に1回24.2%/4年に1回21.1%/5年に1回15.8% | 3年前の調査 |
| LINEリサーチ | 2024年10月 | 15〜69歳5,260人 | いまのスマホの使用期間 | 3年未満が「6割台後半」 | 本文は丸めた表現 |
| ITmedia Mobile 読者アンケート | 2025年3月 | 読者5,548人 | 何年ごとに買い替えるか(単一) | 2〜3年未満27%(最多) | 詳しい人の集まり |
| iPhone大陸 | 2024年4月 | 545人(iPhone 292・Android 253) | 買い替えの頻度(単一) | 3〜4年51% | 選択肢に「2〜3年」が無い |
| ▼ 「何がきっかけで替えたか」 | |||||
| モバイル社会研究所 | 2025年1月 | 携帯電話を持つ6,676人 | 複数回答 | 電池の劣化52.1%/壊れた15.9%/価格10.1%/新モデル8.9% | 足さない |
| LINEリサーチ | 2024年10月 | 15〜69歳5,260人 | 買い替えようと思うきっかけ | 1位 電池「約6割」/2位 動作が重い「2割台後半」 | 買い替えたことがない人は想像で回答 |
| ITmedia Mobile 読者アンケート | 2025年3月 | 読者5,548人 | 複数回答 | 電池44%/同じメーカーの新機種26%/動作が遅い25%/OSの対象外11% | 詳しい人の集まり・足さない |
| iPhone大陸 | 2024年4月 | 545人 | 単一と読める | 電池持ち41.5%/故障18.2%/OSが上げられない4.7% | 人数が少なめ |
| ショーケース | 2025年8月 | iPhoneユーザー300人 | 新しいiPhoneへの買い替えの理由 | バッテリーの劣化154人(最多) | 新型への買い替えが前提の聞き方・ネットで募集 |
| MMD研究所 | 2023年3月 | スマホを2年以上使う3,109人 | 複数回答 | まだ使えるから42.5%/いまので満足25.4%/機種変更が面倒23.6% | 「替えない理由」の調査 |
★2026年10月6日に各ページを開いて、数字を確かめました。iPhoneだけの数字は、MMD研究所(2023年9月)とショーケースの2つで、ほかはスマホ(携帯電話)全体です。
★複数回答の%は、足しても100%になりません。1つずつ見てください。
★モバイル社会研究所の白書(2年9か月)の行だけは、PDFの文字をこちらで取り出せず、調査班が白書で読んだ数字です。
【この記事だけ】「年数」を言っている所を、1枚に並べる
| 誰が | 何の年数か | 年数 | 出どころ |
|---|---|---|---|
| ▼ Apple | |||
| Apple(環境報告書) | 電気をどれだけ使うかを計算するために置いた年数 | 3年 | iPhone 18 Proの製品環境報告書『Apple assumes three years of use time for iPhone』 |
| Apple(電池) | 80%の容量を保つ充電の回数(年数ではない) | 500回/1,000回 | バッテリーのページ(14以前=500回・15以降=1,000回・理想的な条件) |
| Apple(耐久性の資料) | 5年を超えて使われているiPhone | 「数億台」 | Longevity by Design『hundreds of millions of iPhones』 |
| ▼ 通信会社・メーカー・メディア(記事に書かれた目安) | |||
| povo | スマホの寿命 | 3〜4年 | 『一般的に3〜4年と言われています』 |
| Samsung | スマホ本体の寿命 | 3〜4年程度 | メーカーの記事 |
| All About | iPhoneの買い替え時期 | 3〜5年 | 『一般的に3〜5年が目安』 |
| ワイモバイル(法人向けブログ) | スマホの寿命 | 2〜3年 | 法人に乗り換えをすすめる記事 |
| ドコモのメディア | 電池の寿命(買い替えの目安ではない) | 2〜5年程度 | 『リチウムイオンバッテリーの寿命は通常2〜5年程度』 |
| ▼ みんなの実際 | |||
| 内閣府 | 買い替えた世帯が前のものを使った年数の平均 | 4.6年 | 携帯電話全体・二人以上の世帯 |
★2026年10月6日に各ページを開いて確かめました。
★Appleの「3年」は計算の前提で、「寿命」とはどこにも書かれていません。ただ、「Appleが公表している寿命は3年」と書く販売店の記事があります。
★ドコモのメディアの「2〜5年」は電池の寿命の文なので、ほかの「買い替えの目安」と同じ物差しで足していません。
🔎 並べて見えること。povoやSamsungは「スマホの寿命は3〜4年」、国の調査の「買い替えた世帯の平均」は4.6年。みんなは、目安よりも少し長く使っています。そして、きっかけの1位は電池で、「OSの対象外になったから」は少数でした(ITmedia読者11%・iPhone大陸4.7%・モバイル社会研究所の上位7つに入らない)。
このチャンネルの視聴者の声(動画で数えた結果)
動画では、このチャンネルのコメントから、買い替えや使っている年数に触れた声を数えました(理由が読めたのは69の声・年数を書いた19の声では真ん中が4年)。これは動画にコメントを書いてくれた人の声で、世論調査ではありません。iPhoneの動画を見てコメントまで書く人なので、詳しい人に寄っています。コメントの本文は、この記事には載せていません。
じゃあ、自分のiPhoneは何年目で替える?
- 年数で決めなくていい。みんなの平均(4.6年)も、業界の目安(3〜4年)も、人によって違う数字です。
- 困りごとが出たときが、いちばん自然な替え時。電池がもたない・壊れた・容量が足りない。どの調査でも、いちばん多い理由です。
- 電池だけなら、交換で延ばせることもある。電池の状態は「設定 → バッテリー」で見られます。
機種ごとの「あと何年」は、Appleの数字で数える記事にまとめています。
🔗 出どころ(自分で確かめられます)
- 国 … 内閣府 消費動向調査(2026年3月)
- 民間 … モバイル社会研究所・同 白書2025・MMD研究所(2023年9月)・MMD研究所(2023年3月)・LINEリサーチ・ITmedia Mobile・iPhone大陸・ショーケース
- Apple … バッテリー・製品環境報告書・Longevity by Design
- 目安 … povo・Samsung・All About・ワイモバイル・ドコモのメディア
★数字は2026年10月6日に各ページで確かめたものです。
