いま使っているiPhoneは、あと何年iOSのアップデートをもらえるのか。実は、もう決まっています。
ただしAppleは一言も言っていません。「iPhoneを何年サポートします」という発表を、Appleは一度もしたことがありません。箱にも、サイトにも書いてありません。それでも分かるのは、過去10年ぶんの機種を1台ずつ数えたからです。
この記事は、YouTubeの「iPhoneの寿命は、何で決まるのか」と対になる記事です。動画で話した5つの柱を、確度と出どころをつけて並べてあります。そのうえで、動画では言えなかったものを2つ載せました。全機種の最終iOSの表と、電池交換の値段(全機種ぶん)です。動画では代表的な機種しか言えなかったので、ご自分の機種を探すならこちらのほうが早いと思います。
動画では言えなかったものを2つ、ここに置いてあります。 ① 全機種の最終iOSの表(発売年、入っていたiOS、最後のiOS、そして年数)/② 電池交換の値段(いま出ている全機種ぶん)。 動画では代表的なものしか言えなかったので、こちらで探してください。
★いちばん先に書いておきます。iOSのアップデートが来なくなった日に、iPhoneが壊れるわけではありません。 その次の日も、電話もメールも写真も、これまでどおり使えます。
では何に困るのか。5つあります。 そして5つは、それぞれ別のタイミングで来ます。どれが最初に来るかは、機種と使い方で変わります。
| 柱 | 中身 | 元に戻せるか | 確かさ | ★注意 |
|---|---|---|---|---|
| ① OSのアップデート | この記事の下のほうに全機種の表があります | × 戻せません | 🟢 過去10年を数えた実績 | ★年で数えています |
| ② 電池 | 15以降=1,000回/14以前=500回で80% | ⭕ お金で戻せます | 🟢 Apple公式 | ★2026年8月7日に確認 |
| ③ 容量 | 買ったときの容量で、ほぼ決まります | × あとから増やせません | 🟡 傾向 | ★16GB・64GBは更新が入らないことがあります |
| ④ 反応の速さ | 新しいOSほど、古い機種では重くなりがち | △ 設定で少し | 🟡 体感 | 🔴何年で遅くなるかは測っていません |
| ⑤ セキュリティ | アプリが先に切ってきます | × 自分では決められません | 🟢実例+🟡未公表 | ★この記事のいちばん下で詳しく |
★確かさの印:🟢=Appleが出している、または実際に数えた/🟡=そういう傾向はあるが、数字では出せていない。 ★この記事では「もう買い替えないと危ない」とは書きません。
先に、数え方を決めます
発売した「年」を起点にします。 機種によって発売月がバラバラ(9月・春・秋)なので、日で数えると、春に出た機種が不利になったり有利になったりします。 年でそろえれば、全機種が同じ物差しになります。
🔴★もうひとつ、大事な注意です。 バージョン番号の差で数えると、壊れます。 iOS 18の次は、iOS 19ではなくiOS 26です。Appleが番号の付け方を変えました。 18から26は、8年ぶんではなく1年ぶんです。数えるのは年であって、番号でも回数でもありません。
★そしてこれがいちばん大事なところですが、Appleは「何年サポートする」と一度も公表していません。 ここに出てくる年数は、すべて実際にどうだったかを数えた結果です。 Appleの約束ではありません。
【この記事だけ】全機種ぶんの表
右から2列目が年数です。発売した年から、最後のiOSをもらった年まで、何年あったか。
| 機種 | 発売年 | 入っていたiOS | 最後にもらったiOS | ★年数 | 状態 | 注 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| iPhone 5s | 2013年 | iOS 7 | iOS 12 (2018年) | 5年 | 終わりました | — |
| iPhone 6 / 6 Plus | 2014年 | iOS 8 | iOS 12 (2018年) | 4年 | 終わりました | 🔴この表でいちばん短い |
| iPhone 6s / 6s Plus | 2015年 | iOS 9 | iOS 15 (2021年) | 6年 | 終わりました | — |
| iPhone SE(第1世代) | 2016年 | iOS 9 | iOS 15 (2021年) | 5年 | 終わりました | — |
| iPhone 7 / 7 Plus | 2016年 | iOS 10 | iOS 15 (2021年) | 5年 | 終わりました | — |
| iPhone 8 / 8 Plus | 2017年 | iOS 11 | iOS 16 (2022年) | 5年 | 終わりました | A11/★iOS 17に上がれませんでした |
| iPhone X | 2017年 | iOS 11 | iOS 16 (2022年) | 5年 | 終わりました | A11/★XSとは別です |
| iPhone XS / XS Max / XR | 2018年 | iOS 12 | iOS 18 (2024年) | 6年 | 終わりました | A12/★Xより2年長い |
| iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max | 2019年 | iOS 13 | iOS 27 (2026年) | 7年 | 続いています | 🔴この表でいちばん長い |
| iPhone SE(第2世代) | 2020年 | iOS 13 | iOS 27 (2026年) | 6年 | 続いています | — |
| iPhone 12 シリーズ | 2020年 | iOS 14 | iOS 27 (2026年) | 6年 | 続いています | — |
| iPhone 13 シリーズ | 2021年 | iOS 15 | iOS 27 (2026年) | 5年 | 続いています | — |
※★Appleは「何年サポートする」と公表していません。この表は実際にどうだったかを数えた結果です。Appleの約束ではありません。
※★年数は「年」で数えています。バージョン番号の差ではありません。iOS 18の次はiOS 19ではなくiOS 26なので、番号で数えると壊れます。
※🔴iPhone XとiPhone XSは別の行です。チップが違い、止まった年が2年ちがいます。
※★「続いています」の4つは、まだ終わっていません。年数は現時点までのものです。
※★確認したのは2026年8月18日です。
いちばん短いのは4年、いちばん長いのは7年です
すでに終わった8グループを、年数で数えます。
- 4年 … 1グループ(iPhone 6 / 6 Plus)
- 5年 … 5グループ
- 6年 … 2グループ
★いちばん短いのは4年です。 2014年のiPhone 6でした。ここは隠さずに書いておきます。 4年を落とすと「いちばん短くても5年」という、実際より良い話になってしまうからです。
そして並べ方を変えると、もっとはっきりします。 2014年の機種が4年、2016年が5年、2018年が6年、2019年が7年。 古い機種ほど短く、新しい機種ほど長くなっています。
しかもiPhone 11の7年は、まだ終わっていません。 9月に来るiOS 27に入っているので、そこまでで7年です。 来年もう1回もらえれば、8年になります。
iPhone XとiPhone XSは、2年ちがいます
iPhone XS / XS Max / XR (チップ:A12) → iOS 18 が最後(2024年)
2年ちがいます。 名前が似ているので同じ扱いにされがちですが、iOS 17がA12以上を必要としたため、A11のiPhone XはiOS 17に上がれませんでした。
★この記事の表でも、XとXS/XRは別の行にしています。 同じ行に入れると、Xの年数を2年ぶん間違えることになります。
【この記事だけ】あなたの機種は、あと何年か
| 機種 | 発売年 | ★あと何年もらえそうか | そう考えた理由 |
|---|---|---|---|
| iPhone 12 シリーズ | 2020年 | あと1年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
| iPhone 13 シリーズ | 2021年 | あと1〜2年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
| iPhone 14 シリーズ | 2022年 | あと2〜3年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
| iPhone 15 シリーズ | 2023年 | あと3〜4年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
| iPhone 16 シリーズ | 2024年 | あと4〜5年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
| iPhone 17 シリーズ | 2025年 | あと5〜6年 | 発売年に5〜7を足した幅から、いま何年目かを引いた数です |
※🔵この列は全部、実績からの逆算です。Appleが約束している年数ではありません。
※★幅があるのは、実際に4年から7年までばらついているからです。1つの数字に決められません。
※★新しい機種ほど長くなる傾向があるので、下のほうは幅の上側に寄る可能性があります。
アップデートが止まっても、iPhoneは動きます
★大事なことなので書いておきます。 アップデートが止まっても、iPhoneは動きます。 止まった日から使えなくなる、ということではありません。新しい機能が来なくなるだけです。
電話もメールも写真も、そのまま使えます。 ただし、セキュリティの更新はいつか止まります。★ここがいちばん誤解されているところなので、下の「⑤ セキュリティ」で詳しく書きました。 そこは頭の片隅に置いておいてください。
★この記事では「あと◯年で使えなくなります」とは書きません。 「◯年で買い替えが必要です」とも書きません。 あと何年アップデートをもらえそうか、というところまでです。 急いでいただくための記事ではありません。
🔋 ② 電池|5つのうち、お金で元に戻せるのはこれだけです
電池は減ったら戻りません。ただし交換すれば戻ります。 5つの柱のうち、お金で元に戻せるのは電池だけです。ここは覚えておくと得です。
Appleが公表している目安はこうです。 iPhone 15以降は1,000回の充電で80%、iPhone 14以前は500回で80%。 毎日1回充電するとして、1,000回はおよそ3年、500回はおよそ1年半です。 ★使い方で前後します。ぴったりこの日に、という話ではありません。
★動画では17系の値段しか言っていません。いま出ている全機種ぶんを置いておきます。
| 機種 | 交換の値段 |
|---|---|
| 17 Pro / Pro Max / Air | 19,400円 |
| 17・16・15・14 無印/Plus | 15,800円 |
| 11・12・13シリーズ | 14,500円 |
| SE(第2/3世代) | 11,200円 |
★AppleCare+に入っていて、電池が80%未満なら、交換は無料です。ここは意外と知られていません。
★2026年8月7日にApple公式で確認した金額です。値段は変わることがあるので、申し込む前にAppleのページで見てください。
📦 ③ 容量|買ったときに、ほぼ決まっています
OSもアプリも、年々大きくなります。あとから容量を増やすことはできません。 だから買ったときの容量が、そのまま効いてきます。
★16GBや64GBの機種は、OSの更新が空き容量に入らないことがあります。 更新が来ているのに入れられない、という形で先に困ります。 ★ここは「そういう傾向がある」までです。何GBで必ずこうなる、という数字は出していません。
🐌 ④ 反応の速さ|ここは、はっきり書けません
新しいOSほど、古い機種では重くなりがちです。これはそのとおりだと思います。
🔴ただし「何年で遅くなる」とは書きません。 こちらで測っていませんし、体感は人によってかなり違います。 同じ機種でも「気にならない」という方と「もう限界」という方がいます。 ★重いからといって、壊れているわけでもありません。
🔒 ⑤ セキュリティ|ここがいちばん誤解されています
「iOSのアップデートが来なくなったら、その瞬間から危ない」。そう思っていませんか。 ★これは事実と違います。
Appleは、古いOSにも、セキュリティだけの更新を出すことがあります。 新しい機能は付きませんが、穴が見つかったら塞ぐ、という更新です。 ★実際に、2026年8月17日に出ています。iOS 18.7.10。 これはiOS 26に上がれない機種(iPhone XS・XS Max・XR)向けの更新でした。
この更新を、Appleがいつまで出してくれるのかは、公表されていません。 来年も出るかもしれないし、出ないかもしれない。★分からない、というのが正確なところです。 Appleは「何年サポートします」と言ったことが一度もないので、ここも約束されていません。 危険です、とも、安全です、とも言えません。
★★そして「使えなくなる」の本当の中身は、Appleではありません。アプリのほうです。 アプリには「iOS ◯以上で動きます」という条件がついています。App Storeの各アプリのページに書いてあります。 その条件が上がると、そのアプリは更新できなくなります。 毎日使っている銀行のアプリや、連絡に使っているアプリが、ある日「このiPhoneでは使えません」になる。これが実体です。 ★しかも機種ごとにまとめて来るのではなく、アプリごとにバラバラに来ます。 だからいつ来るかは、誰にも分かりません。Appleのサポートの表を見ても、そこには書いていないんです。
★いま何をすればいいか。いちばん確実なのは、ご自分がいちばん困るアプリを1つ決めて、App Storeでそのアプリの「互換性」を見ておくことです。 そこに「iOS ◯以上が必要」と書いてあります。いまの自分のiOSと見比べれば、余裕があるかどうかが分かります。
ひとつ、訂正させてください
iOS 27に入らない機種について、 以前「iOS 26のまま、そのまま使えます」とまとめて言ってしまったことがあります。 視聴者の方に教えていただきました。
これは間違いでした。 いま入っているOSは、機種によって違います。 XSやXRならiOS 18、Xや8ならiOS 16です。 そもそもiOS 26に上がれていない機種があります。
★ですので、バージョンを1つに決めて言うと、間違いになります。 正しくは「いま入っているOSのまま使えます」です。 そのOSが何番かは、機種ごとに上の表で確かめてください。
上の表でご自分の機種にまだ数年あるなら、いま動く必要はありません。
その日が近い方だけ、読んでいただければと思います。
実際に払う額は、下取り・認定整備済・ポイント還元・通信費の見直しで変わります。
アップデートが止まる前に、ゆっくり調べておけるところです。
👉 iPhoneを安く買う方法7選【2026年版】
【この記事だけ】自分で数える手順
やり方は、これだけです。
- ご自分の機種の発売年を調べる(上の表にあります)
- そこに5を足す。これが短めに見た場合です
- そこに7を足す。これが長めに見た場合です
- その間のどこかに入ります。新しい機種ほど、7に近いほうに寄る傾向があります
たとえば2021年のiPhone 13なら、2026年から2028年のあいだ。 すでに2026年のiOS 27をもらっているので、あと1〜2年という見方になります。
★この幅は、実際にばらついているから幅なのです。 4年で終わった機種も、7年もらっている機種もあります。 1つの数字に決められるほど、はっきりはしていません。
🔗 出どころ(自分で確かめられます)
- 🟢 各iOSの対応機種一覧=Apple公式のサポートページ(「iPhone models compatible with iOS ◯◯」)
- 🟢 iOS 27の対応機種(iPhone 11以降+SE第2世代以降)=Apple公式を2026年8月18日に開いて確認
- 🟢 iOS 26も同じ下限だったこと=Apple公式の対応機種一覧を2026年8月18日に開いて確認。iPhone 11は2年続けて残っています
- 🟢 iOS 17がA12以上を必要としたこと=だからA11のiPhone XとiPhone 8はiOS 16で止まりました
- 🟢 iOS 18の次がiOS 26であること=Appleが番号の付け方を変えました
- ⬜ 年数(4年〜7年)=上の対応機種一覧を数えた結果です。Appleが出した数字ではありません
- ⬜ 「あと何年か」=実績からの逆算です。Appleの約束ではありません
- ⬜ Appleが「◯年サポートする」と言った記録=探しましたが見つかりませんでした。 取れなかった、ではなく、そもそも公表されていないという意味です
- ⬜ iPhone 5・5c より前の機種=数えていません(この記事は過去10年ぶんです)
- ⬜ 点アップデート(iOS 18.7.x など)の提供期間=数えていません。 この記事で数えているのは大きいバージョンだけです
- 🟢 電池のサイクル数(15以降1,000回/14以前500回で80%)=Apple公式
- 🟢 電池交換の値段=Apple公式の修理料金ページを2026年8月7日に開いて確認。★値段は変わることがあります
- 🟢 iOS 18.7.10(2026年8月17日公開・iPhone XS / XS Max / XR 向け)=Apple公式
- 🟢 アプリに「iOS ◯以上」という条件があること=App Storeの各アプリのページに表示されます。ご自分で確かめられます
- ⬜ Appleがセキュリティ更新をいつまで出すか=探しましたが公表されていません。取れなかった、ではありません
- ⬜ どのアプリが、いつiOSの下限を上げるか=書いていません。アプリごとにバラバラで、事前には分からないためです
- ⬜ 「何年で遅くなるか」=測っていません。体感には個人差があります
まとめ
- ⭐ iPhoneの寿命を決めるのは5つです。OSのアップデート・電池・容量・反応の速さ・セキュリティ。5つは別々のタイミングで来ます
- ⭐ iOSが外れた日に、iPhoneが壊れるわけではありません。その次の日も、これまでどおり使えます
- ⭐ 5つのうち、お金で元に戻せるのは電池だけです
- ⭐ 「使えなくなる」の実体は、Appleではなくアプリのほうです。しかもアプリごとにバラバラに来ます
- Appleは、何年サポートするかを公表していません。この記事の年数は、すべて実績から数えた結果です
- いちばん短いのは4年、いちばん長いのは7年でした。そして古い機種ほど短く、新しい機種ほど長くなっています
- やり方は「発売した年に5〜7を足す」だけです。ご自分の機種でも数えられます
- アップデートが止まっても、iPhoneは動きます。新しい機能が来なくなるだけです
急いで買い替えてください、という話ではありません。あと何年もらえるかが分かっていれば、その日が来るまで安心して使えると思います。
- 2026年8月23日:公開(過去10年・全機種の実績表)
★9月にiOS 27が配信されたら、対応機種を確かめて表を更新します。 Appleが対象を足したり減らしたりする可能性があるためです。 ★iPhone 11が来年もiOSをもらえたら、7年を8年に書き換えます。 機種ごとにどのAIが使えるかは2026年8月16日の記事に書いています。
