同じiPhone 17が、国によって3つの姿をしています。日本はeSIMだけ。中国は物理SIMが2枚。アメリカは2022年からeSIMだけ。★これは噂ではなく、Appleの公式ページを12枚開いて確かめたことです。
この記事は、YouTubeで公開したSIMとeSIMの回の連動記事です。動画の最後で「どのページのどこを見たかの一覧はブログに置いておきます」とお話ししました——それがこの下の表です。★ご自身で同じページを開けば、同じことが確かめられます。
【この記事だけ】見たページ12枚、全部書きます
🟢 すべて2026年8月30日に開いて確かめたものです。★仕様は変わることがあるので、見る日によって表示が違ったら、Appleのページのほうが正です。
| # | どのページか | どこを見たか |
|---|---|---|
| 1 | iPhone 17e の技術仕様(日本) apple.com/jp | SIMの欄が「eSIMのみ」。「2つのアクティブなeSIM、保存できるeSIMは8つ以上」の記載 |
| 2 | iPhone 17 の技術仕様(日本) apple.com/jp | 同上——日本の17世代は全機種この形でした |
| 3 | iPhone Air の技術仕様(日本) apple.com/jp | 同上。★Airは全世界でeSIM専用 |
| 4 | iPhone 17 Pro の技術仕様(日本) apple.com/jp | 同上 |
| 5 | iPhone 16 の技術仕様(日本) apple.com/jp | 物理nano-SIM+eSIMの併用——★16世代までは物理SIMが挿せます |
| 6 | iPhone 17 の技術仕様(米国) apple.com | 米国はeSIMのみ。2022年の14から続く形 |
| 7 | iPhone 17 の技術仕様(中国) apple.com.cn | 中国本土は物理nano-SIMが2枚。eSIMの記載がありません |
| 8 | iPhone Air の技術仕様(中国) apple.com.cn | ★Airだけは中国でもeSIM。ただし脚注に「店舗で身分証を確認してアクティベート」 |
| 9 | SIMの種類を調べる(サポート) support.apple.com/ja-jp/118569 | 機種ごとのSIMの種類の一覧——★下の「歴代の大きさ年表」の土台です |
| 10 | 中国本土・香港・マカオのSIM(サポート) support.apple.com/ja-jp/108898 | 中国本土の2枚nano-SIM構成と、香港・マカオの扱い |
| 11 | eSIMについて(サポート) support.apple.com/ja-jp/119606 | Apple自身の説明——「業界標準のデジタルSIM」「取り出せないので物理的なSIMよりも安全」 |
| 12 | eSIM対応キャリアの世界一覧(サポート) support.apple.com | 国・地域別の対応一覧。★載っているのは「対応している」側だけです |
★あわせて見たもの(上の12枚の外):Appleの2022年9月7日のプレスリリース(米国の14がeSIM専用になったときの言い分)と、総務省が2021年8月10日に公表した「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」——★日本は国もeSIMを促進する側です。
歴代のSIM、19年でこう動きました
🟢 機種とSIMの対応は、上の表の9番(SIMの種類を調べる)で確かめたものです。
| 期間 | SIM | 機種 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 2007〜2009 | 標準SIM | 初代・3G・3GS | クレジットカードの厚紙から切り出す、いちばん大きい世代 |
| 2010〜2011 | micro-SIM | 4・4s | iPhone 4で一段小さく |
| 2012〜2017 | nano-SIM | 5〜X・SE(初代/2nd) | iPhone 5でさらに小さく。今も物理SIMはこのサイズ |
| 2018〜 | nano-SIM+eSIM | XS/XS Max/XR〜16 | eSIM初対応=2018年のXS/XR。物理と併用の時代 |
| 2022〜 | eSIMだけ(米国) | 米国版14以降 | 米国だけ先にトレイ廃止 |
| 2025〜 | eSIMだけ(日本) | 17e/17/Air/17 Pro/Pro Max | 日本は17世代から。Airは全世界eSIM専用 |
★ひとことで言うと「SIMは3回小さくなって、4回目に物理として消えました」。ただし消えたのは日本の17世代(2025年)からで、★16世代までの機種は、今までどおり物理SIMが使えます。中古で16を買えば物理SIMがそのまま挿せます——17からは挿せません。
同じ機種が、国で3つの姿になっています
🇯🇵 日本=eSIMだけ(物理SIMカード非対応)
🇨🇳 中国本土=物理nano-SIMが2枚(eSIMの記載なし)
🇺🇸 米国=eSIMだけ(2022年の14から)
🌍 多くの国=nano-SIM+eSIMの併用
★「中国にeSIMが無い」は誤りです。Airだけは中国でもeSIMで、ただし店舗で身分証を確認して開通という重い手続きが脚注に書かれています。正確に言うなら「中国はeSIMの手続きが重い」まで——★★だから「eSIMは世界の常識」とも言えません。
eSIMの良いところ・困るところ(両方書きます)
- ⭕ 盗まれても抜き取れない——★Apple自身が「物理的なSIMよりも安全」と説明しています
- ⭕ オンラインで即開通。カードの郵送を待たなくてよい
- ⭕ 1台で番号2つを同時に使えて、8つ以上をしまっておける(specsの記載どおり)。海外旅行はトラベルeSIMという選択肢も
- ⭕ トレイの場所が電池になります——★分解では、17 ProのeSIM版は物理SIM版より+264mAh(約6.6%)大きい。★Appleが公表した数字ではありません
- ⚠ 故障や電池切れの機体から「抜いて別の機体に挿す」ができません——構造上の事実です
- ⚠ 移行はキャリアの手続きしだい。かんたん転送に対応していないキャリア・プランもあります
- ⚠ 国によっては使えない・重い(上の中国の実測のとおり)
- ⚠ プリペイドの選択肢が少ない——Appleの日本の一覧に載っているプリペイドは1社だけでした
★SIMの話のついでに——eSIMでも物理SIMでも、毎月の通信費は端末を替えなくても見直せます。ご自身の使い方だと今どのくらいが相場なのかは30秒の診断で分かるようにしてあります。
この記事で「書かなかったこと」
- ⬜ 「18も日本はeSIM専用」=書いていません。Appleはこの先のことを何も言っていません。★言えるのは「2018年の対応→2022年の米国→2025年の日本と、eSIM側にしか動いていない」というこれまでだけです
- ⬜ 「eSIMが使えない国は◯か国」=数えていません。Appleの一覧は「対応している」側しか載せていないためです
- ⬜ SIMのミリ単位の寸法=主役にしていません。一次で確かめられていないためです
- ⬜ どちらが良いかの結論=出していません。中国の物理2枚も、日本の16e併売も現実です。両論のまま置きます
まとめ
- ⭐ 日本のiPhoneは17世代(2025年)から全機種eSIM専用。★16世代までは今までどおり物理SIMが使えます
- ⭐ 中国は物理2枚、米国はeSIMだけ——同じ機種でも国で姿が違います
- ⭐ 良さも困りごとも両方あります。安全・即開通・複数プラン vs 差し替え不可・手続き依存
- ⭐ 出どころは上の12枚。ご自身でも確かめられます
2026年9月2日:公開
★9月9日の発表会で新機種のSIM構成が出たら、その日のうちに足します(★出るまでは予想を書きません)。
