Appleは、9月の日付を、まだ1文字も発表していません。発表会がいつなのかも、iPhoneがいつ買えるのかも、です。それが一気に決まるのが「招待状」で、毎年8月の終わりごろ、報道関係者に送られます。
この記事は、YouTubeで公開した「Appleの招待状は、実はもう半分ネタバレしてる」の連動記事です。動画では読み方をお話ししました。こちらには動画で出していない表——過去10年の告知日・時刻・間隔の全部と、タグライン10本の原文と訳、それと今年の候補日4通りの比較を置いてあります。
★8月24日の「今週のApple」で「最初のドミノは招待状です」と書きました。その招待状の話です→今週のApple|9月の日付は、Appleからまだ1つも出ていません
🟢 Appleが招待状を出しました。アメリカ時間の8月26日(水)午前9時2分——日本時間だと8月27日(木)の午前1時2分です。
🟢 発表会は9月9日(水)午前10時(アメリカ西海岸)。日本時間だと9月10日(木)の午前2時です。言葉は「Surprise and shine.」(驚きと、輝き)。★Appleが自分のサイトに出したので、ここは確定です。
★★下の表の読み方が、そのまま当たりました。間隔はちょうど14日で、これで5年連続。告知が水曜で発表会も水曜——7の倍数だから曜日がそろう、という法則のとおりです。しかも2024年・2025年・2026年は、3年とも8月26日に告知して9月9日——日付まで同じでした。
★この記事は「いつ来るか」を予想した記事です。外れた予想(9月8日・9月14日・9月15日)も、消さずに下に残してあります。★★予約日と発売日は、Appleはまだ何も言っていません。
先に、印の意味を書きます
🟢=確報。実際に出た招待状や、Apple自身が言ったことです。★過去10年の日付は、当時の記事を1本ずつ開いて確かめています。
🟡=パターンからの推定と、解釈。★Appleが言ったことではありません。「これまでこうだったから、今年もこうではないか」という話です。
🔵=報道・伝聞。誰が言ったのかを必ず書きます。当たることも外れることもあります。
【この記事だけ】過去10年の招待状、全部並べました
🟢 当時の記事を1本ずつ開いて、記事の上に書いてある日時を確かめたものです。時刻はアメリカ西海岸(PDT)で、これはAppleが送った時刻ではなく、メディアが記事を出した時刻です。Appleが送った正確な時刻は、公開されていません。
| 年 | 招待状 | 報じられた時刻 | 発表会 | 間隔 | 7の倍数 | タグライン(原文/訳) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 8/29(月) | 9:12am | 9/7(水) | 9日 | × | See you on the 7th. 7日に会いましょう |
| 2017 | 8/31(木) | 9:12am | 9/12(火) | 12日 | × | Let’s meet at our place. うちで会いましょう |
| 2018 | 8/30(木) | 9:07am | 9/12(水) | 13日 | × | Gather round. 集まろう |
| 2019 | 8/29(木) | 9:04am | 9/10(火) | 12日 | × | By innovation only. 革新のみによって |
| 2020 | 9/8(火) | 8:16am | 9/15(火) | 7日 | ◯ | Time Flies. 時は飛ぶ |
| 2021 | 9/7(火) | 9:03am | 9/14(火) | 7日 | ◯ | California streaming. カリフォルニア・ストリーミング |
| 2022 | 8/24(水) | 10:46am | 9/7(水) | 14日 | ◯ | Far out. はるか彼方へ |
| 2023 | 8/29(火) | 9:01am | 9/12(火) | 14日 | ◯ | Wonderlust. ワンダーラスト(造語) |
| 2024 | 8/26(月) | 9:21am | 9/9(月) | 14日 | ◯ | It’s Glowtime. 光る時間だ |
| 2025 | 8/26(火) | 9:01am | 9/9(火) | 14日 | ◯ | Awe dropping. 畏敬が落ちてくる(造語) |
ここから見えたこと:2020年から、間隔が「週単位」です
よく「招待状は発表会の2週間前」と言われます。これは正しくありません。10年で見ると7日から14日までバラバラで、ちょうど14日だったのは4年だけ——しかも2022年からの4年連続です。
🟡 2020年から6年連続で、間隔が「7の倍数」になっています。(7日・7日・14日・14日・14日・14日)。★14日の連続より2年ぶん長いので、こちらのほうが型としては強いです。
これが効くのは、7の倍数だと曜日がそのまま一致するからです。★10年のうち曜日が一致したのは6年で、その6年は全部、間隔が7の倍数の年でした。(上の表の「7の倍数」の列と見比べてみてください)
★使い方=招待状が来た曜日を覚えておけば、発表会も同じ曜日。ただし2020年以降の型としてです。★「毎年そうです」ではありません——2016年から2019年は4年とも曜日がずれています。
日本時間だと、招待状は「寝ている間」に出ます
🟢 上の表の時刻を見ると、10年のうち8年が午前9時台(PDT)に報じられています。日本時間に直すと、翌日の午前1時ごろです(時差16時間)。つまり「朝起きたら出ている」という形になります。
★ここで日付がずれます。「8月26日の招待状」と書かれていたら、それはアメリカの26日で、日本では27日の未明です。ニュースを見るときは、どちらの日付なのかを確かめてください。
「読める年」と「読めない年」があります
招待状のデザインから中身が読めた年は、実際にあります。ただし読めない年もあります。★ここで言う「読めた」は、発表会より前に書かれた記事が、その機能を名指ししていた場合だけです。後から「あれはこういう意味だった」と言うのは、読めたことになりません。
🟢 2022年『Far out』(宇宙・星空)。招待状が出たその日に9to5Macが「衛星通信では」と書き、実際に衛星経由の緊急SOSが出ました。★これがいちばん強い例です。
🟢 2024年『It’s Glowtime』(虹色に光るリング)。同じく当日に9to5Macが「Apple Intelligenceの新しいSiriの光り方だ」と書き、実際にApple Intelligenceが主役になりました。★iOS 18.1のベータを触っていた人は、あの光り方をひと目で分かったそうです。
🟡 2025年『Awe dropping』(青からオレンジのロゴ)。当日の記事は新色までは触れていました。★ただし放熱の仕組みまで読めていた、とは言えません。ここは解釈が入るので🟡にしてあります。
🟢 2016年『See you on the 7th.』——日付を言っているだけです。中身の手がかりはありません。
🟢 2017年『Let’s meet at our place.』/ 2018年『Gather round.』——どちらも会場の話です。新しい本社(Apple Park)と、そのリング型の建物のことでした。★製品の話ではないので、中身を読もうとすると外します。
🟢 2020年『Time Flies』——この年、iPhoneは出ませんでした。Apple WatchとiPadの回で、iPhone 12は10月13日の別のイベントです。★招待状は「何が出るか」だけでなく「何が出ないか」も教えます。
★「10年のうち何年が読めたか」は、数えていません。発表会より前の記事を確かめられたのが2022年・2024年・2025年の3年ぶんだけだからです。2016年から2021年については、読めたかどうかを確かめられていませんので、数に入れないでおきます。
【この記事だけ】今年の候補日、4通りを並べました
✅結果は9月9日でした。★下の表は、決まる前に4通りを並べたものです。当たった行も、外れた行も、そのまま残しています。「招待状の日」は、発表会の14日前に当てはめた場合の日付です。
| 発表会(候補) | 招待状の日 (アメリカ時間) | 予約開始 | なぜそう言われているか | 確度 |
|---|---|---|---|---|
| 9月8日 (火) | 8月25日(火) ★この日は過ぎました | 通常なら9月11日(金) | オーストラリアの媒体が8月13日に報じた日付。★ただしMacRumorsは、8月24日の記事でも「考えにくい」としています——Appleは労働者の日(9月7日)の翌日に発表会をやったことが一度もなく、歴史的に必ず2日以上あけているから、という理由です。 | 🔵 |
| 9月9日 (水) | 8月26日(水) | 通常なら9月11日(金) | ✅この日に決まりました。Appleが8月26日(アメリカ時間)に招待状を出し、確定しています。★以下は、決まる前に書いていた内容です(★消さずに残します)。BloombergのMark Gurman氏が8月23日のニュースレターで「9月9日、またはその前後」と書きました。★直近4年と同じ「ちょうど14日前」に当てはめても、招待状は8月26日になります。 | 🔵 |
| 9月14日 (月) | 8月31日(月) | 9月18日(金) | ★MacRumorsの見立て=労働者の日の週と、9月11日の週を、まるごと避けるほうが自然。その場合はこの週になります。 | 🟡 |
| 9月15日 (火) | 9月1日(火) | 9月18日(金) | 同上。★ただしAppleは社内で「9月前半」と言っていますので、ここまで遅くなるとギリギリです。 | 🟡 |
🟡 発表会が9月8日か9日なら、予約はいつもの型なら9月11日(金)になります。★ただし今年の9月11日は、あの事件から25年の節目です。
Appleがこの日を予約開始にしたがらない可能性があります。★2015年にも、予約が土曜日にずれたことがありました。★★発売日については、確かな材料がないので書きません。
この記事の出どころ
| 誰が | いつ | 何を | 確度 | どこ経由か |
|---|---|---|---|---|
| Apple自身 | 2026年8月4日 | ★Appleが自社の店舗スタッフ向けの社内メモで「イベントは9月前半に開催」と告知しました。応募の締切8月8日・結果通知8月17日という運用の日付まで書かれています。 | 🟢 | Bloomberg → 9to5Mac |
| Mark Gurman氏 | 2026年8月23日 | Bloombergのニュースレター『Power On』で、発表会は「9月9日、またはその前後」と書きました。あわせて「Appleは今週中に招待状を送る予定」とも書いています(★「今週」=8月24日からの週)。 | 🔵 | Bloomberg → MacRumors(8月24日) |
| MacRumors | 2026年8月21日 | 9月8日は考えにくい(労働者の日の翌日に発表会をやった前例が一度もない)。むしろ9月14日か15日も本気で見ている、という見立てです。 | 🟡 | MacRumors |
| オーストラリアの媒体 | 2026年8月13日 | 「独占」として9月8日と報じました。★ただし記事の主眼は「折りたたみは発表するが出荷しない」のほうで、日付はその前提として書かれています。 | 🔵 | ChannelNews |
★上の「招待状の日」はアメリカ時間です。日本ではそれぞれ翌日の未明になります。たとえば「8月26日の招待状」なら、日本では8月27日の午前1時ごろです。
★いちばん確かなのは1行目です。アナリストの予想ではなく、Apple自身が社内で言ったことだからです。ただし「9月前半」としか言っていないので、そのどこなのかは、これだけでは決まりません。
この記事で「書かなかったこと」
- ⬜ Appleが招待状を送った正確な時刻=書いていません。取れたのは「メディアが記事を出した時刻」までです
- ⬜ 2016年から2021年が読めたかどうか=書いていません。発表会より前の記事を確かめられていません
- ⬜ 今年の発売日=書いていません。予約の日すら割れている段階です
- ⬜ 招待状の画像そのもの=載せていません。Appleの著作物なので、文章で説明するだけにしてあります
まとめ
- ⭐ ✅発表会は9月9日(水)に決まりました。日本時間だと9月10日(木)の午前2時です。★予約日と発売日は、まだ何も出ていません
- ⭐ 「2週間前」は毎年ではありません。10年で見ると7〜14日。ちょうど14日は直近4年だけです
- ⭐ 2020年からは、間隔が7の倍数です。だから招待状の曜日=発表会の曜日になります(6年連続)
- ⭐ 日本時間だと深夜1時ごろ。「8月26日の招待状」はアメリカの26日で、日本では27日の未明です
- ⭐ 招待状が来れば、この割れが1回で解けます。★いま何かする必要はありません
2026年8月26日:公開
✅2026年8月27日:招待状が出たので、いちばん上の欄と候補表を書き換えました。発表会は9月9日(水)で確定です。★外れた予想は消していません。
★招待状が出たら、いちばん上の欄をその日のうちに書き換えます。
★発表会の日が決まったら、候補日の表も実物に書き換えます(★外れた予想は消さずに残します)。
