📌 動画で言っていないもの=セキュリティの141項目を、部品ごとに日本語で全部並べた一覧(どの部品で、何をされるおそれがあったか・CVEの番号つき)と、どこから来る問題かで分けた数。
① iOS 27.2のリリースノートには、Siri以外の変化が7つ書いてあります。共有アルバムやTVのプロフィールなど、小さい変更が中心です。
② セキュリティの修正は、項目で数えると141、CVEの番号で数えると163。そのうち140項目はiPhone 11以降が対象です。「すでに悪用された」と書かれた項目は、ありませんでした。
③ Siri AIが使えない機種でも、セキュリティの修正は入ります。時間のあるときに、Wi-Fiと充電をつないで上げておくのがいいと思います。
同じ題材の動画を、11月1日の17時に公開しました(すぐ下)。この記事には、動画に入りきらないものを置いてあります(セキュリティの141項目を、部品ごとに日本語で全部並べた一覧(どの部品で、何をされるおそれがあったか・CVEの番号つき))。
この記事は、iOS 27.2に上げたけれど、Siri以外は何が変わったか知らない人と、Siri AIが使えない機種で、上げるか迷っている人に向けて書いています。動画ではセキュリティの中身を6つだけ話しました。ここでは、Appleの文書の全部の項目を日本語にして並べています。
リリースノートの「その他」7つ
AppleのiOS 27のアップデートのページ(149076)には、27.2の欄があります。Siri AIの説明のあとに、「その他」として7行が並んでいます。
| # | 変わったこと | Appleが書いていること(短く) | 日本では |
|---|---|---|---|
| 1 | メールとメッセージのスマートリプライ | 提案された返信で、素早く返せる | Appleの別のページ(121115)では、メッセージのパーソナライズされたスマートリプライと、メールでの提案は英語のみ。日本語で出るかは未確認 |
| 2 | 写真の共有アルバム | キャプションやコメントを編集できる/同じ写真を重ねて入れるのを防ぐ/期限が切れる前にリマインダー | — |
| 3 | SynthIDのウォーターマーク | 写真とImage Playgroundが対応。生成ツールで作った・変えた画像かを見分けられる | 写真アプリでの表示は未確認 |
| 4 | ポッドキャスト | ホームのタブに「新しいエピソード」「再生を続ける」の2つの欄 | — |
| 5 | ゲーム | 友達のタブに、おすすめの友達の情報/友達のページで最近遊んだゲーム | — |
| 6 | Apple TVのプロフィール | 家族それぞれが自分のプロフィールを作れて、おすすめも人ごとに | TVアプリでの場所は未確認 |
| 7 | FaceTime | 通話に外部の手話通訳者やライブキャプションの提供者を追加できる | Appleのページでは確かめられなかった |
★同じ欄に「一部の機能は、地域やiPhoneの機種によっては使用できない場合があります」とあります(機能の提供状況)。
【この記事だけ】セキュリティの141項目を、部品ごとに日本語で全部並べた
Appleは、アップデートごとにセキュリティの文書を出しています。27.2の文書(149230)は、日本語のページでも本文は英語です。項目ごとに「部品の名前」「対象の機種」「影響(Impact)」「CVEの番号」が並んでいます。
| 数え方 | 数 | メモ |
|---|---|---|
| 対象の機種が書かれた項目で数える | 141項目 | Appleは合計の数を書いていない=僕が数えた数 |
| CVEの番号で数える(重なりを除く) | 163個 | 1つの項目に番号が2つ以上あるものがある |
| 対象が「iPhone 11以降」の項目 | 140項目 | 残りの1つは「iPhone 15 Pro以降」(Apple Intelligence) |
| 「悪用された(exploited)」と書かれた項目 | 0 | 文書の中に、この言葉が1回も出てこない |
★2026年10月31日の朝に、文書の英語の本文を取り込んで数えました。
どこから来る問題か(僕の分け方)
| どこから | 項目の数 |
|---|---|
| アプリから | 61項目 |
| ファイル・画像・動画・フォントなどから | 39項目 |
| ウェブのページから | 24項目 |
| アプリ以外の相手から(離れた所・近く・同じネットワーク・つないだ機器) | 17項目 |
★これはAppleの分類ではなく、僕が「影響」の書き出しで分けたものです。「アプリから」は、入れたアプリが悪さをする場合の話です。「ウェブのページから」は、細工されたページを開いた場合の話です。
いちばん多い部品は、WebKit(Safariなどでウェブのページを表示する部分)でした。WebKitの名前が付く部品を合わせると、20項目です。次がKernel(OSの中心部)の13項目でした。
全部の一覧(項目の多い部品から)
| 部品(何をする部分か) | 項目 | 何をされるおそれがあったか | CVEの番号 |
|---|---|---|---|
| WebKit Safariなどでウェブのページを表示する部分 | 16 | ・細工されたウェブのページを開くと、処理が突然落ちるおそれ(3項目) ・細工されたウェブのページを開くと、メモリが壊れるおそれ(3項目) ・細工されたウェブのページを開くと、処理が突然終わるおそれ(3項目) ・細工されたウェブのページを開くと、Safariが突然落ちるおそれ(2項目) ・細工されたウェブのページを開くと、勝手にプログラムが動くおそれ(2項目) ・細工されたウェブのページを開くと、メモリの中身が漏れるおそれ ・ウェブサイトが、ロックダウンモードで止めているはずのメディアの形式を使えるおそれ ・細工されたウェブのページを開くと、メモリが書き換わるおそれ | CVE-2026-113904 CVE-2026-112599 CVE-2026-86974 CVE-2026-86986 CVE-2026-112693 CVE-2026-86985 CVE-2026-112699 CVE-2026-112680 CVE-2026-112697 CVE-2026-112655 CVE-2026-112651 CVE-2026-112623 CVE-2026-112686 CVE-2026-112684 CVE-2026-112673 CVE-2026-112669 CVE-2026-112695 CVE-2026-112666 CVE-2026-112654 CVE-2026-112653 CVE-2026-112615 CVE-2026-112659 CVE-2026-112640 CVE-2026-113952 CVE-2026-113949 CVE-2026-113903 |
| Kernel OSの中心部 | 13 | ・アプリが、iPhoneを突然止められるおそれ(5項目) ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ(2項目) ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリに書き込んだりできるおそれ(2項目) ・アプリが、本来は書き換えられないメモリ(コピーオンライト)を変えられるおそれ ・攻撃者が、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ ・アプリが、OSの中心部のメモリの並び方を知れるおそれ ・アプリが、プライバシーの設定をすり抜けるおそれ | CVE-2026-112576 CVE-2026-112606 CVE-2026-65350 CVE-2026-112679 CVE-2026-112517 CVE-2026-112516 CVE-2026-112514 CVE-2026-112507 CVE-2026-84495 CVE-2026-112474 CVE-2026-112698 CVE-2026-112501 CVE-2026-112476 CVE-2026-112665 CVE-2026-112624 |
| ImageIO 画像を読み込む部分 | 7 | ・細工された画像を開くと、メモリの中身が漏れるおそれ(3項目) ・細工された画像を開くと、メモリが壊れるおそれ(2項目) ・細工された画像を開くと、アプリが突然終わるおそれ(2項目) | CVE-2026-112571 CVE-2026-112561 CVE-2026-112627 CVE-2026-112488 CVE-2026-112634 CVE-2026-112629 CVE-2026-112633 CVE-2026-112614 CVE-2026-112632 CVE-2026-112630 CVE-2026-112625 |
| CoreAudio 音の処理 | 5 | ・細工されたメディアのファイルを開くと、アプリが突然終わったり、メモリが壊れたりするおそれ ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、メモリを壊したりできるおそれ ・細工された音のファイルを開くと、メモリが壊れるおそれ ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ ・電波の届く範囲にいる攻撃者が、iPhoneを突然止められるおそれ | CVE-2026-113912 CVE-2026-113907 CVE-2026-86972 CVE-2026-86969 CVE-2026-112638 |
| Model I/O 3Dモデルを読み込む部分 | 5 | ・細工された3Dモデルを開くと、メモリが壊れるおそれ(3項目) ・細工されたファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ ・3Dモデルを開くと、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-112565 CVE-2026-112449 CVE-2026-112413 CVE-2026-112485 CVE-2026-112461 CVE-2026-112486 |
| AVEVideoEncoder 動画の書き出し(ハードウェア) | 4 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ(2項目) ・アプリが、iPhoneを突然止められるおそれ ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを読んだりできるおそれ | CVE-2026-112705 CVE-2026-112689 CVE-2026-112470 CVE-2026-112469 CVE-2026-112468 CVE-2026-112466 |
| CoreMedia 動画・音の再生 | 4 | ・細工された動画のファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・ファイルを読み込むと、アプリが突然終わったり、勝手にプログラムが動いたりするおそれ ・悪意のあるアプリが、許可なくカメラを使えるおそれ | CVE-2026-86992 CVE-2026-112706 CVE-2026-112688 CVE-2026-86990 |
| FontParser フォントを読み込む部分 | 4 | ・細工されたフォントを読み込むと、メモリの中身が漏れるおそれ(2項目) ・細工されたフォントを読み込むと、アプリが突然終わったり、メモリが壊れたりするおそれ ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-86970 CVE-2026-112683 CVE-2026-112642 CVE-2026-112432 |
| SceneKit 3Dの表示 | 4 | ・3Dモデルを開くと、メモリの中身が漏れるおそれ ・細工されたファイルを開くと、機能が使えなくなったり、メモリの中身が漏れたりするおそれ ・細工されたファイルを開くと、メモリ(ヒープ)が壊れるおそれ ・細工されたファイルを開くと、処理が突然終わるおそれ | CVE-2026-112425 CVE-2026-112423 CVE-2026-112464 CVE-2026-86991 |
| Accounts アカウントの管理 | 3 | ・悪意のあるアプリが、プライバシーの設定をすり抜けるおそれ ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・信頼済みにした機器を手元で触れる攻撃者が、ファイルを読んだり書いたりできるおそれ | CVE-2026-113898 CVE-2026-112446 CVE-2026-112612 |
| AppleAVD 動画の読み取り(ハードウェア) | 3 | ・細工された動画のファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、メモリを壊したりできるおそれ ・細工された動画のファイルを開くと、アプリが突然終わったり、メモリが壊れたりするおそれ | CVE-2026-112416 CVE-2026-112415 CVE-2026-112454 |
| Mail メールApp | 3 | ・「メールを非公開」を使っていても、元のメールアドレスが漏れるおそれ ・離れたところの攻撃者が、機能を使えなくできるおそれ ・細工されたメッセージを受け取ると、機能が使えなくなるおそれ | CVE-2026-112500 CVE-2026-112671 CVE-2026-112414 |
| Photos Storage 写真の保存 | 3 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・アプリが、写真のライブラリを見られるおそれ ・アプリが、プライバシーの設定の一部をすり抜けるおそれ | CVE-2026-65397 CVE-2026-112676 CVE-2026-112660 |
| Spotlight 検索 | 3 | ・アプリが、本来より強い権限を得られるおそれ ・悪意のあるアプリが、プライバシーの設定をすり抜けるおそれ ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2022-26704 CVE-2026-112567 CVE-2026-112628 |
| Wi-Fi Wi-Fi | 3 | ・近くにいる攻撃者が、メモリを壊せるおそれ ・電波の届く範囲にいる攻撃者が、iPhoneを突然止められるおそれ ・通信の途中に入り込んだ攻撃者が、機能を使えなくできるおそれ | CVE-2026-113909 CVE-2026-112622 CVE-2026-112620 |
| App Store App Store | 2 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・離れたところの攻撃者が、ウェブの表示を閉じ込めている枠(サンドボックス)から抜け出せるおそれ | CVE-2026-113914 CVE-2026-112690 |
| Apple Neural Engine AIの処理をする部分 | 2 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリに書き込んだりできるおそれ | CVE-2026-112696 CVE-2026-84494 |
| Calendar カレンダー | 2 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・細工された予定の招待を開くと、メモリが壊れるおそれ | CVE-2026-112678 CVE-2026-112619 |
| CoreGraphics 絵を描く部分 | 2 | ・細工されたPDFを開くと、メモリが壊れるおそれ ・細工されたフォントを読み込むと、アプリが突然終わったり、メモリが壊れたりするおそれ | CVE-2026-112611 CVE-2026-112610 CVE-2026-113950 |
| HomeKit ホーム(スマートホーム) | 2 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ ・細工された動画のファイルを開くと、iPhoneが突然止まるおそれ | CVE-2026-86978 CVE-2026-112596 |
| Security セキュリティの仕組み | 2 | ・ウェブのページを開くと、大事な情報が漏れるおそれ ・悪意のあるアプリが、証明書の確認をすり抜けるおそれ | CVE-2026-113913 CVE-2026-112652 |
| Siri Siri | 2 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ(2項目) | CVE-2026-112658 CVE-2026-112685 |
| WebKit Process Model ウェブの表示を分けて動かす仕組み | 2 | ・離れたところの攻撃者が、ウェブの表示を閉じ込めている枠(サンドボックス)から抜け出せるおそれ ・細工されたウェブのページを開くと、勝手にプログラムが動くおそれ | CVE-2026-113897 CVE-2026-112639 |
| WebRTC ブラウザでの通話・ビデオの仕組み | 2 | ・細工されたウェブのページを開くと、処理が突然落ちるおそれ(2項目) | CVE-2026-113901 CVE-2026-86973 |
| Accelerate Framework 計算を速くする部分 | 1 | ・細工された画像を開くと、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-86971 |
| AccessorySetupKit アクセサリの設定 | 1 | ・悪意のあるアプリが、許可なくBluetoothを使えるおそれ | CVE-2026-84493 |
| App Intents アプリの機能をSiriやショートカットにつなぐ部分 | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112692 |
| Apple Intelligence Apple Intelligence | 1 | ・離れたところの攻撃者が、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-86987 |
| Audio 音の処理 | 1 | ・細工されたファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-112546 |
| Bluetooth Bluetooth | 1 | ・近くにいる攻撃者が、機能を使えなくできるおそれ | CVE-2026-112566 CVE-2026-113906 |
| CloudKit iCloudとのデータのやりとり | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112701 |
| ColorSync 色の管理 | 1 | ・細工された画像を開くと、メモリの中身が漏れるおそれ | CVE-2026-86988 |
| Compression 圧縮 | 1 | ・アプリが、OSの中心部のメモリの中身を漏らせるおそれ | CVE-2026-113910 |
| Contacts 連絡先 | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-113908 |
| CoreText 文字の表示 | 1 | ・細工されたフォントを読み込むと、メモリの中身が漏れるおそれ | CVE-2026-112656 |
| FileProvider ファイルの受け渡し | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-113896 |
| Files ファイルApp | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112618 |
| Heimdal ログインの認証(Kerberos) | 1 | ・通信の途中に入り込んだ攻撃者が、認証のサーバー(Kerberos KDC)になりすませるおそれ | CVE-2026-112518 |
| HFS ファイルの仕組み(古い形式) | 1 | ・細工されたファイルを開くと、メモリ(ヒープ)が壊れるおそれ | CVE-2026-112456 |
| IOHIDFamily キーボードなど入力機器とのやりとり | 1 | ・攻撃者が、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを読んだりできるおそれ | CVE-2026-112515 |
| IOKit 部品(ハードウェア)とのやりとり | 1 | ・データのあふれ(バッファオーバーフロー)で、メモリが壊れ、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-65385 |
| IOMobileFrameBuffer 画面の表示 | 1 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ | CVE-2026-112459 |
| IOStorageFamily ストレージとのやりとり | 1 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを読んだりできるおそれ | CVE-2026-112554 |
| IOSurface 画面の絵を受け渡す仕組み | 1 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを壊したりできるおそれ | CVE-2026-112477 |
| libarchive 圧縮ファイルを開く部分 | 1 | ・細工されたファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-112522 |
| LinkPresentation リンクのプレビュー | 1 | ・細工された画像を開くと、メモリが壊れるおそれ | CVE-2026-112621 |
| Maps マップ | 1 | ・アプリが、ほかにどのアプリが入っているかを知れるおそれ | CVE-2026-112707 |
| mDNSResponder 近くの機器を見つける仕組み | 1 | ・離れたところの攻撃者が、メモリの中身を漏らせるおそれ | CVE-2026-112607 |
| MediaAnalysis 写真や動画の分析 | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-113915 |
| MediaRemote 再生の操作 | 1 | ・同じネットワークにいる攻撃者が、iPhoneを突然止めたり、メモリを壊したりできるおそれ | CVE-2026-112687 |
| Messages メッセージApp | 1 | ・離れたところの攻撃者が、アプリを突然終わらせられるおそれ | CVE-2026-112682 |
| MobileGestalt 端末の情報を返す仕組み | 1 | ・アプリが、使っている人を見分ける手がかりを集められるおそれ | CVE-2026-86989 |
| Power Management 電源の管理 | 1 | ・アプリが、使っている人を見分ける手がかりを集められるおそれ | CVE-2026-112681 |
| Quick Look ファイルのプレビュー | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-86925 |
| RealityKit AR・3Dの表示 | 1 | ・細工されたファイルを開くと、アプリが突然終わるおそれ | CVE-2026-112491 |
| ReplayKit 画面収録 | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112547 |
| Safety Check 安全チェック | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112609 |
| Screen Time スクリーンタイム | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112616 |
| Shortcuts ショートカット | 1 | ・アプリが、大事な個人のデータを見られるおそれ | CVE-2026-112559 CVE-2026-112455 |
| SpringBoard ホーム画面 | 1 | ・アプリが、iPhoneを突然止めたり、メモリを壊したりできるおそれ | CVE-2026-112646 |
| SwiftUI アプリの画面を作る部品 | 1 | ・アプリが、iPhoneを突然止められるおそれ | CVE-2026-112691 |
| System Preferences 設定 | 1 | ・悪意のあるアプリが、使えないはずのシステムの機能に触れたり、どこから起動されたかをごまかしたりできるおそれ | CVE-2026-86968 |
| TextKit 文章の表示 | 1 | ・アプリが、iPhoneの名前を読めるおそれ | CVE-2026-84605 |
| Thread スマートホームの機器の通信 | 1 | ・近くにいる攻撃者が、細工した通信でThreadのネットワーク(スマートホームの機器の通信)に入れるおそれ | CVE-2026-112595 |
| USB USB | 1 | ・悪意のあるUSB機器が、iPhoneを突然止めたり、OSの中心部のメモリを読んだりできるおそれ | CVE-2026-112479 |
| WebKit Canvas ウェブのページで絵を描く部分 | 1 | ・細工されたウェブのページを開くと、勝手にプログラムが動くおそれ | CVE-2026-112637 |
| WebKit JavaScript Bindings ウェブのページのプログラムをつなぐ部分 | 1 | ・細工されたウェブのページを開くと、勝手にプログラムが動くおそれ | CVE-2026-112626 |
★67の部品・141項目・163個の番号を、全部載せています。「何をされるおそれがあったか」は、Appleの「Impact」の欄を僕が日本語にしたものです。
★部品の説明も僕が添えたものです。英語の原文は、Appleのセキュリティの文書で確かめられます。
★どれも27.2で直ったものです。27.2に上げていれば、この一覧の問題は対策されています。
数が多くて驚くかもしれません。ただ、Appleはアップデートのたびにこうした文書を出していて、ほかのバージョンの文書もAppleのセキュリティアップデートのページに並んでいます。今回の文書には「すでに悪用された」と書かれた項目はありません。なので、慌てて上げる種類の更新ではありません。ただ、直っていない穴は残ったままになるので、時間のあるときに上げておくのがいいと思います。
入らなかったもの
| 話題になっていたもの | 27.2では | Appleが書いていること |
|---|---|---|
| 作り直したヘルスケアアプリ | 入っていない(27.2の欄に「ヘルスケア」の言葉が無い) | 開発者向けのリリースノートに「今後のベータでまた使えるようになる」。正式に来る時期は書いていない |
| 通話の記念日の通知/CarPlay Ultraのテーマなど | リリースノートに書いていない | 何も書いていない=なくなったとは限らない |
★出どころ=149076・Appleの開発者向けリリースノート。配信前に僕が予想したことは、10月25日の記事にあります。
上げ方と、上げる前にやること
| 順番 | やること | Appleが書いていること |
|---|---|---|
| 1 | バックアップ | 「iCloudまたはコンピュータを使ってデバイスをバックアップしておきます」 |
| 2 | 電源とWi-Fiにつなぐ | 「デバイスを電源に接続し、Wi-Fiでインターネットに接続します」 |
| 3 | 設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート | 27.2が出ていれば、ここに表示される |
| 4 | (自動にしている人)自動アップデートの欄を確かめる | 「自動インストール」は、充電中でWi-Fiにつながっている夜間にダウンロードとインストールをする |
★出どころ=iPhoneやiPadをアップデートする(118575)。
★Appleは、アップデートで「パフォーマンスやバッテリー駆動時間に影響する場合があります」とも書いています(125039)。上げたあとに電池の減りが気になったら、数日は様子を見てください。
Siri AIの対象は、iPhone 15 ProとPro Max、それにiPhone 16以降の全部の機種です。それより前の機種では、27.2に上げてもSiri AIは使えません。それでも、上の一覧のとおり、セキュリティの修正の140項目はiPhone 11以降が対象です。日本語のSiri AIを僕の18 Proで8つ試した結果は、10月31日の記事にあります。
🔗 出どころ(自分で確かめられます)
- iOS 27 のアップデートについて(27.2の欄)
- iOS 27.2 および iPadOS 27.2 のセキュリティコンテンツについて(本文は英語)・Appleのセキュリティアップデート
- iPhoneやiPadをアップデートする・アップデートとバッテリー・Apple Intelligenceの言語と地域・iOSの機能の提供状況・開発者向けリリースノート
★2026年10月31日の朝に確かめました。
