① iPhone 18 Proのメインカメラは、絞りを4段(ƒ/1.48・1.8・2.8・4.0)から選べます(Appleの仕様)。
② 同じ場所で、絞り優先で4段を撮り比べました。犬に寄った写真ほど、背景の草のぼけ方の違いがはっきり出ました。離れて全身を撮ると、差は小さくなりました。
③ 4枚とも明るさはほぼ同じに見えます。絞り優先では、シャッターとISOをiPhoneが合わせるからです(写真に残った記録=ƒ/1.48は1/625秒、ƒ/4.0は1/121秒)。
日本時間9月29日の未明にiOS 27.0.1が配信されました。米国のApple専門メディア9to5Macが引用したAppleのリリースノートによると、直された3つのうち2つがiPhone 18 Pro/Pro Maxだけの話です。
・『iPhone 18 Pro and iPhone 18 Pro Max may unexpectedly restart when Face ID fails to authenticate』(Face IDに失敗すると、予期せず再起動することがある)
・『A color artifact may appear on photos captured at 2x under certain lighting conditions at f/1.48 on a small number of iPhone 18 Pro and iPhone 18 Pro Max devices』(ƒ/1.48・2倍で、ある照明のときに撮ると、一部の端末で色の乱れが出ることがある)
★この記事の撮り比べは1倍(24mm)で撮ったものなので、2つ目の条件(2倍)には当たりません。
★Appleの日本語・英語のリリースノートのページには、9月29日朝の時点で27.0.1の節がまだありません(上の引用は9to5Mac経由)。Appleの「セキュリティリリース」の一覧では、27.0.1は『This update has no published CVE entries.』(公表されたセキュリティの修正はない)とされています。
同じ題材の動画を、9月28日の17時に公開しました(すぐ下)。この記事には、動画に入りきらないものを置いてあります(8枚の記録の表/Appleの4段の説明の原文と脚注/撮り比べに入れなかった写真と理由)。
【実機】犬に寄って、4段を撮り比べ
同じ場所から、絞りだけを変えて4枚撮りました。見てほしいのは、犬ではなく背景の草です。




この組では、ƒ/1.48がいちばん背景の草が大きくぼけ、ƒ/4.0がいちばん草の形が残っています。Appleも、ƒ/2.8を『より深い被写界深度』、ƒ/4.0を『最大の被写界深度』と説明しています(下の表)。★犬が動くので、4枚の構図は少しずつ違います。比べるのは背景のぼけ方です。
💡 「絞り優先」とは:絞りは自分で選び、シャッタースピードとISOはiPhoneが合わせる撮り方です(写真に残った記録で確かめました)。だから絞りを絞っても、写真が暗くなりません。そのかわり、ƒ/4.0ではシャッターが1/121秒まで遅くなっています。動くものを撮るときは、ƒ/4.0だとぶれやすくなることがあります。
【実機】離れて全身だと、差は小さい




少し離れて全身を撮った組です。4枚の差は、寄った組よりずっと小さくなりました。ぼけの違いを見たいなら、被写体に寄って、背景を遠くに置くほうが分かりやすいです。
【この記事だけ】写真に残った記録(8枚ぶん)
| 絞り | 組 | シャッター(iPhoneが決めた) | ISO(iPhoneが決めた) | 撮り方 |
|---|---|---|---|---|
| ƒ/1.48 | 寄り | 1/625秒 | 64 | 絞り優先 |
| ƒ/1.8 | 寄り | 1/324秒 | 64 | 絞り優先 |
| ƒ/2.8 | 寄り | 1/175秒 | 64 | 絞り優先 |
| ƒ/4.0 | 寄り | 1/121秒 | 100 | 絞り優先 |
| ƒ/1.48 | 離れて全身 | 1/1330秒 | 64 | 絞り優先 |
| ƒ/1.8 | 離れて全身 | 1/917秒 | 64 | 絞り優先 |
| ƒ/2.8 | 離れて全身 | 1/490秒 | 80 | 絞り優先 |
| ƒ/4.0 | 離れて全身 | 1/158秒 | 64 | 絞り優先 |
★8枚ともメインカメラ・24mm・絞り優先(写真の記録で確認)。撮影は2026年9月25日。★シャッターとISOは、その場の明るさに合わせてiPhoneが決めた値です。同じ絞りでも、明るさが違えば変わります。
Appleは、4段をどう説明しているか
| 絞り | Appleの説明(製品ページの原文) |
|---|---|
| ƒ/1.48 | 『最大の明るさ。暗い場所での撮影性能が約50%向上。室内シーンの撮影に理想的です。ナイトモードの写真も、より高品質により速く撮れます。』 ★「約50%向上」の注=『一世代前のiPhoneとの比較。』 |
| ƒ/1.8 | 『デフォルト。暗い場所での明るさと被写界深度を、万能なバランスで写し出します。』 |
| ƒ/2.8 | 『より深い被写界深度。絞りを絞ることで、もっと奥まで精細に撮影できます。』 |
| ƒ/4.0 | 『最大の被写界深度。プロレベルのコントロールを使って、手動でこだわりのエフェクトを。明るい光に照らされた、きらめく光条を作ることもできます。』 |
★2026年9月27日にApple「iPhone 18 Pro」の製品ページで確認。
つまり、ふだんはiPhoneが自動で決めてくれます。自分で選ぶのは、ぼけ方を変えたいときです。
絞りを自分で選ぶには
ガイドの手順は、カメラを開いて[アイコン]をタップし、「レンズ絞り」をタップ、使いたい値をタップ、です(最初にタップするものは、ガイドではアイコンの画像で示されていて、名前が書かれていません)。カメラの上に並ぶ「カメラツール」に「レンズ絞り」を足しておくこともできます。
📌 次にカメラを開いたとき、絞りは戻る?——「設定」>「カメラ」>「設定を保持」の中に、『レンズ絞り:最後に使用した絞り設定を保存します(iPhone 18 Proモデルの場合)』という項目があります。これをオンにすると、最後に選んだ絞りが残ります(AppleのiPhoneユーザガイド「iPhoneにカメラ設定を保存する」)。
使えるのは、iPhone 18 Pro/18 Pro Maxだけ
Appleのユーザガイドの主語は「iPhone 18 Proモデル」(Pro/Pro Max)です。同じページの比較の欄では、iPhone Duoに『可変絞りオプションは非対応』と書かれています。また、絞りを選べるのはメインカメラだけです(仕様=超広角は13mm・ƒ/2.2、望遠は100mm・ƒ/2.8で固定)。
撮り比べに入れなかった写真(理由つき)
同じ日に撮った写真の中には、撮り比べに入れると誤解を招くものがありました。記録を見て外しています。
・真っ白になった1枚(ƒ/4.0・1秒)=シャッター優先で1秒を選んだもの。白くなったのは絞りのせいではありません。
・ƒ/3.74の1枚=シャッター優先で撮ったとき、iPhoneが決めた値。Appleの4段には入っていないので、比べる組から外しました。
・「101mm・ƒ/4.0」の1枚=望遠ではなく、メインカメラをデジタルズームしたもの。望遠カメラは100mm・ƒ/2.8で固定です(Appleの仕様)。
🔗 出どころ(自分で確かめられます)
- Apple「iPhone 18 Pro」apple.com/jp/iphone-18-pro/(4段の説明・脚注・Duoの比較)
- Apple「iPhone 18 Pro 仕様」apple.com/jp/iphone-18-pro/specs/
- AppleのiPhoneユーザガイド「高度なカメラツールを使用する」/「カメラ設定を保存する」
- 写真=れんのiPhone 18 Proで2026年9月25日に撮影(位置情報を消したコピーを使っています)。シャッター・ISO・撮り方は写真の記録から。
★Appleのページは2026年9月27日に1つずつ開いて確認しました。
